カビが生えてしまったスニーカーを見て、「もう履けないかも」と感じた経験はありませんか?しかし、適切な方法を選べばスニーカーのカビ取りは十分可能です。本記事では、スニーカー カビ取り ワイドハイターという検索キーワードで情報を探している方に向けて、オキシクリーンやワイドハイターEXを使った靴のつけおき洗いの方法を詳しくご紹介します。
特に赤カビや白カビの落とし方に悩んでいる方、赤カビにワイドハイターは効くのか、重曹との併用は可能なのかなど、よくある疑問にも丁寧に答えています。また、カビ取り 重曹の活用方法や赤カビ 重曹を使った安全な洗浄法にも触れながら、ワイドハイターEXで効果的につけおきするコツを解説します。
さらに、「ハイターで靴のカビは取れますか?」といった基本的な疑問にも触れつつ、素材別に気をつけるべきポイントまで網羅。スニーカーのカビ取りに不安がある方でも安心して実践できるよう、手順や注意点をやさしくまとめています。
この記事のポイント
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ワイドハイターEXを使ったスニーカーのカビ取り方法
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素材別に適したカビの落とし方と注意点
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赤カビや白カビに対する重曹や漂白剤の使い分け
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ハイターやオキシクリーンの効果と使用の違い
スニーカーのカビ取りでワイドハイターの効果とは

スニーカージャングル・イメージ
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カビの生えてしまったスニーカーのカビ取り方法は?
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ワイドハイターEXで靴をつけおきするときの基本手順
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白カビの落とし方と素材別の対策
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赤カビの落とし方と効果的な洗浄方法
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赤カビはワイドハイターで落とせるのか?
カビの生えてしまったスニーカーのカビ取り方法は?

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カビが生えてしまったスニーカーは、正しい手順で洗えば再び清潔に履けるようになります。見た目のカビだけを取り除いても、内部に残ったカビ菌が原因で再発することもあるため、除菌までしっかり行うことが大切です。
まず確認しておきたいのは、スニーカーの素材です。丸洗いできるタイプ(キャンバス地や合成皮革など)であれば、つけおき洗いや漂白剤を使った洗浄が可能です。逆にレザーやスエード素材の靴は水に弱く、洗い方を間違えると型崩れや色落ちの原因になります。そのような場合は、無理に洗わず専門のクリーニングに出すほうが安心です。
洗浄手順は以下のとおりです。
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靴ひもを外し、表面の汚れを落とす
乾いたブラシや古い歯ブラシなどで、ホコリや泥を丁寧に払います。カビの胞子が舞いやすいので、風通しの良い屋外で作業を行いましょう。 -
漂白剤を溶かしたお湯にスニーカーをつけおきする
40~50℃のお湯を洗面器に用意し、酸素系漂白剤(オキシクリーンやワイドハイターEXなど)を規定量入れてよく溶かします。靴全体が浸かるようにし、2〜6時間ほど置きます。黒カビの場合は一晩置くこともあります。 -
カビ部分をブラシでこすり、流水ですすぐ
つけおき後、まだ残っているカビ部分をやさしくこすり落とします。その後は水でしっかりすすぎ、漂白剤を完全に洗い流します。 -
脱水し、しっかり乾かす
新聞紙を中に詰めて水分を吸収させ、できれば洗濯機で軽く脱水をかけると時短になります。乾燥は天日干しが理想ですが、室内で扇風機や除湿機を併用しても構いません。
ポイントは、「見えるカビだけでなく、見えない菌にもアプローチすること」です。また、洗った後はしっかりと乾燥させ、下駄箱内も清潔に保つことで再発を防ぐことができます。スニーカーのカビ取りは手間がかかるように感じるかもしれませんが、適切に処理すれば見違えるほどきれいになります。
ワイドハイターEXで靴をつけおきするときの基本手順

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スニーカーの汚れやカビをしっかり落としたいとき、ワイドハイターEXを使ったつけおき洗いは非常に効果的です。液体タイプのワイドハイターEXは、酸素の力で汚れを分解し、除菌・消臭までしてくれる便利な漂白剤です。ここでは、靴を安全かつ効果的に洗うための基本的なつけおき手順をご紹介します。
まず準備するものは以下の通りです。
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ワイドハイターEX(液体タイプ)
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40~50℃のお湯
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洗面器またはバケツ
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ゴム手袋
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古い歯ブラシや靴用ブラシ
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タオルまたは新聞紙
手順は次のようになります。
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事前準備(軽い洗い)
靴ひもを外し、靴の中や底に入り込んだ砂や泥をブラシで軽く落とします。あらかじめ水ですすいでおくと、つけおき時の液剤がよく浸透します。 -
つけおき液を作る
洗面器に40〜50℃のお湯を張り、ワイドハイターEXを商品に記載された使用量に従って投入します。軽くかき混ぜ、泡立ちが確認できれば準備完了です。 -
靴を浸す
スニーカー全体が液にしっかり浸かるようにします。つけおき時間は30分〜2時間程度が目安ですが、特に頑固な汚れや臭いがある場合は、2〜3時間置いても問題ありません。ただし、2時間を超える場合は素材の傷みを防ぐため、様子を見ながら時間を調整しましょう。 -
ブラッシングとすすぎ
つけおき後、汚れが残っている箇所をブラシで優しくこすります。その後、流水で泡が完全に消えるまでしっかりすすぎます。 -
乾燥工程
靴の中に新聞紙を詰めて形を整え、水分を吸収させます。天日干しすることで、紫外線による除菌効果も期待できます。急ぐ場合は、ドライヤーや扇風機を併用するのも良い方法です。
この方法はスニーカーだけでなく、上履きや布製のスリッポンにも応用できます。ただし、皮革素材が含まれている靴には向かないため、素材の確認は必ず行ってください。
つけおき洗いは放置時間があるため「面倒そう」と思われがちですが、実際には手間のかかる作業は少なく、放置中は他の家事も進められる効率的な方法です。ワイドハイターEXを正しく使うことで、頑固な汚れもすっきり落とし、靴を気持ちよく蘇らせることができます。
白カビの落とし方と素材別の対策

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白カビは見た目がふわふわしていてホコリのようにも見えますが、油断すると靴全体に広がってしまいます。スニーカーに白カビが生えた場合、見た目は軽度でもしっかり除菌を行わなければ再発の恐れがあります。ここでは、白カビの落とし方と、スニーカーの素材別に合わせた対策を紹介します。
まず、白カビは**「繁殖力が高く、湿気を好む」**という特徴があります。そのため、表面をサッと拭いただけでは根本的な解決にならず、数日で再発するケースも少なくありません。初期段階では除菌だけでも対処できますが、放置された白カビは見た目以上に菌糸を広げている可能性があります。
素材ごとの対策は以下の通りです。
素材 | 対応方法 |
---|---|
キャンバス地 | アルコールスプレーまたは酸素系漂白剤でのつけおき。水に強く、洗剤が浸透しやすいため比較的落としやすい。 |
合成皮革 | 表面のみをアルコールで拭き取り、乾燥させる。水分の侵入を防ぐ構造のため、つけおきは避けたほうが良い。 |
本革(レザー) | 水やアルコールに弱いため、市販の革用カビ取り剤を使用。最後に専用の保革クリームで仕上げておくと再発を防ぎやすい。 |
スエード・ヌバック | 専用ブラシで乾いた状態のカビをやさしく除去し、カビ用スプレーを使用。水分はシミの原因になるため極力使わないようにする。 |
スニーカーに白カビが発生したときは、汚れだけでなく菌自体を除去する意識を持つことが重要です。特に湿度の高い梅雨時期や、長期間下駄箱に放置していた靴には白カビが出やすい傾向があります。掃除のついでにアルコールで拭くなど、日常のひと手間で予防が可能です。
赤カビの落とし方と効果的な洗浄方法

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赤カビは、湿度と温度が高い環境でよく見られる菌の一種で、見た目はピンク〜赤色に近い斑点状の汚れとして現れます。特にゴム部分や縫い目の付近に定着しやすく、こすっても取れないことがあります。そのため、赤カビには除菌・漂白の両面からのアプローチが必要です。
まず、赤カビが発生する主な原因としては「湿った状態での長期放置」と「使用後に汚れをそのままにしておくこと」が挙げられます。特に梅雨時期や子どもの靴、毎日使うスニーカーなどは要注意です。
赤カビを効果的に除去するには、次の手順で進めると良いでしょう。
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歯ブラシで表面のカビを軽くこすり落とす
ここでは完全に取り除かず、あくまで表面の汚れを浮かせる程度にします。 -
ワイドハイターEXやオキシクリーンなどの酸素系漂白剤を使用
40〜50℃のお湯に規定量を溶かし、スニーカーを1〜2時間つけおきします。この間に酸素の力で赤カビの菌を分解・漂白できます。 -
カビがついていた部分を重点的にブラッシング
繊維の中に入り込んだカビを引き出すように優しく洗います。落ちにくい場合は重曹を歯ブラシにつけてこするのも効果的です。 -
よくすすぎ、しっかり乾燥させる
湿気が残っていると再発の原因になります。天日干しまたは風通しの良い場所で完全に乾かしましょう。
赤カビは一見落ちたように見えても、菌が残っているとすぐに再発します。定期的な洗浄と、使用後の陰干しがもっとも有効な予防策となります。また、除湿剤や防カビスプレーを下駄箱に常備するのもよい方法です。
赤カビはワイドハイターで落とせるのか?

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ワイドハイターは赤カビ対策にも有効な洗剤ですが、使い方を誤ると期待した効果を得られないこともあります。ここでは、「ワイドハイターは赤カビに本当に効くのか?」という疑問に対して、根拠を踏まえて解説します。
まず確認しておきたいのは、ワイドハイターには「酸素系漂白剤」としての成分が含まれているという点です。この成分は色素を分解するのではなく、汚れや菌を酸素の泡で浮かせて落とすという仕組みです。つまり、赤カビのように表面と繊維内部に菌が広がっているケースでも、一定の効果は期待できます。
しかし、赤カビは黒カビに比べれば浅い層にとどまっていることが多い一方で、**ゴム部分や縫い目に密着しやすく、漂白だけでは完全に除去できないこともあります。**このような場合には、次のように補助的な手段を取り入れると効果が高まります。
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赤カビの部分にワイドハイター液を直接塗る
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日光に1時間ほど当てて紫外線の力を利用する
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15分ごとに液を重ね塗りして浸透力を高める
このような工程を加えることで、赤カビがこびりついたゴムソールなどもきれいにすることができます。
ただし、注意すべき点もあります。ワイドハイターは強力な洗剤ではありますが、素材によっては変色や傷みを引き起こす可能性もあります。特に色のある布やデリケートな素材では、目立たない箇所でテストしてから使用することが推奨されます。
言ってしまえば、ワイドハイターは「赤カビ対策として有効ではあるが、単独で完璧な解決策ではない」というのが実情です。重曹やブラッシングといった他の手段と組み合わせることで、より確実に赤カビを落とすことができるでしょう。
スニーカーのカビ取り:ワイドハイターの活用と注意点

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カビ取りを重曹と併用する方法
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赤カビの重曹での対処法とは?
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オキシクリーンとワイドハイターの違い
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ワイドハイターEXでつけおき洗いするコツ
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カビのついたスニーカーを漂白するには?
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一度カビてしまった靴はどうしたらいいですか?
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ハイターで靴のカビは取れますか?
カビ取りを重曹と併用する方法

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カビ取りに使用される代表的な洗剤といえば、酸素系漂白剤ですが、そこに「重曹」を加えることで、より強力な洗浄力を発揮することができます。特に、汚れと臭いが混在したスニーカーのようなアイテムでは、重曹の分解力と消臭効果が相性抜群です。
重曹は弱アルカリ性であり、汗や皮脂といった酸性の汚れに特に強い性質があります。また、粉末状なので、細かい繊維の隙間や靴底の溝に入り込んだ汚れまでしっかり取り除くことが可能です。
重曹と酸素系漂白剤(ワイドハイターやオキシクリーン)を併用する際の基本的な方法は以下の通りです。
手順:
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洗面器やバケツに40〜50℃のお湯を用意
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水1Lに対して、酸素系漂白剤と重曹を各大さじ1ずつ入れる
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よく混ぜて泡立てる
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スニーカーをつけおきする(1〜2時間程度)
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ブラシでカビ部分をこすり落とす
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十分にすすぎ、完全に乾燥させる
泡立ちが多くなることで、重曹と漂白剤の反応が活性化され、カビの原因菌までしっかりと届きやすくなります。ただし、素材によってはこの反応で色落ちや縮みが起きる場合もあるため、使用前には必ず目立たない部分でテストしてください。
また、重曹は掃除後に排水口に流しても環境に優しい成分なので、日常的な洗浄やにおい対策にも活用しやすい点が魅力です。酸素系漂白剤と重曹を組み合わせることで、カビだけでなく汚れやにおいにも幅広く対応できる万能な方法となります。
赤カビの重曹での対処法とは?

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赤カビは湿気や皮脂汚れを栄養源として繁殖するため、家庭内ではスニーカーや浴室まわりによく見られます。赤カビに対して重曹を使う方法は、手軽で安全性が高く、特に子どもの靴などには安心して使える手段のひとつです。
赤カビはその色素の性質上、ただこすっただけでは落としきれない場合があります。ここで活躍するのが重曹です。重曹には「研磨効果」「中和作用」「消臭作用」があり、赤カビに含まれる酸性汚れを効率的に分解してくれます。
重曹で赤カビを落とすには、次のような手順が効果的です。
赤カビ × 重曹の対処ステップ
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靴全体の汚れを軽く落とす
ブラシで土やホコリを払っておきます。 -
赤カビ部分に重曹ペーストを塗る
重曹と少量の水を混ぜ、ペースト状にして赤カビ部分に塗布します。 -
15〜30分放置
カビの色素と反応するまで静置。乾燥しすぎないよう注意します。 -
歯ブラシでやさしくこすり取る
赤カビが浮いてくるため、力を入れすぎずに丁寧にこすります。 -
流水でしっかりすすぐ
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完全に乾燥させる
水分が残っていると再発しやすいため、乾燥は徹底的に行います。
このように、重曹を使うことで赤カビの色素と汚れをやさしく除去できます。さらに、重曹は研磨剤としても機能するため、ゴムソールや縫い目の細部にも有効です。
ただし、重曹には漂白効果はないため、「赤い色が少し残る」というケースもあります。そのような場合は、ワイドハイターEXなどと併用することで、見た目の美しさも戻すことが可能です。
オキシクリーンとワイドハイターの違い

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オキシクリーンとワイドハイターは、どちらも酸素系漂白剤に分類され、衣類や靴の漂白・除菌・消臭に使用されるアイテムですが、成分や使い方にいくつか明確な違いがあります。使用目的に応じて選ぶことで、より効果的なケアが可能になります。
特徴項目 | オキシクリーン | ワイドハイターEX |
---|---|---|
主成分 | 過炭酸ナトリウム(粉末) | 過酸化水素(液体) |
形状 | 粉末 | 液体 |
洗浄力 | 高い(特に頑固な汚れやカビに有効) | 安定した洗浄力(日常的な汚れ向き) |
使用温度 | 40~60℃の高温推奨 | 水〜50℃で使用可能 |
発泡性 | 強い(泡が立ちやすく、汚れを浮かせる) | 泡立ちは控えめ |
使用シーン | 衣類、靴、風呂、排水口など多目的 | 衣類、靴など衣類系に特化 |
色柄物への使用 | 色落ち注意(素材によっては注意が必要) | 比較的安心して使える |
このように、オキシクリーンは「強力な洗浄力」が欲しい場面で効果を発揮します。一方、ワイドハイターは「色柄もの」や「日常使い」に向いています。
例えば、スニーカーのソールにこびりついたカビや黄ばみには、泡立ちの強いオキシクリーンが活躍します。逆に、色落ちを避けたい白×カラーのスニーカーやデリケートな布素材には、ワイドハイターEXのほうが適しています。
このように考えると、「汚れの種類・素材の特徴・使いやすさ」の3点を基準に使い分けるのがベストです。両方とも家庭に常備しておくと、状況に応じて柔軟に対応できるため、洗濯や靴の手入れの幅が広がります。
ワイドハイターEXでつけおき洗いするコツ

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ワイドハイターEXを使ったつけおき洗いは、汚れやカビを根本から落とすのに効果的な方法です。ただし、適当に使用してしまうと本来の効果が十分に発揮されず、素材へのダメージを招く恐れもあるため、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
まず意識したいのは「温度」と「時間」です。ワイドハイターEXは酸素系漂白剤で、40〜50℃程度のお湯で活性化しやすくなります。水だと反応が鈍くなるため、ぬるま湯を使うことで汚れやカビにしっかり浸透しやすくなります。
また、つけおき時間は30分から2時間以内が目安です。長くつけすぎると素材が劣化する可能性があるため、時間を守ることも重要です。つけおき中に汚れが気になる部分があれば、途中でブラシを使って軽くこすっても構いません。
以下に、つけおき洗いを成功させるための具体的なコツをまとめました。
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温度管理を徹底する:40~50℃のお湯を使うと効果的
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つけおきは長くても2時間まで:放置しすぎに注意
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洗剤は使用量を守る:多すぎても効果が変わるわけではありません
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洗う前に砂や泥を落とす:排水溝詰まりの原因を防げます
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乾燥は必ず十分に:湿気が残るとカビの再発に
特にスニーカーのように厚みがあるものは、しっかりと乾かす工程も含めて一連のケアになります。つけおき後は新聞紙を詰めたり、風通しの良い場所でしっかりと乾かすことで仕上がりも清潔感のある状態になります。
カビのついたスニーカーを漂白するには?

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スニーカーにカビが生えてしまった場合、通常の洗剤だけでは見た目は落ちても菌が残ってしまうことがあります。そのため、カビの根までしっかり除去するには「漂白」というアプローチが効果的です。とはいえ、スニーカーは素材も形状も多様なため、方法を間違えると色落ちや型崩れを引き起こすこともあります。
漂白を行う前に確認すべきことは、「水洗いできる素材かどうか」です。キャンバス地や合成皮革は比較的水に強いですが、スエードや本革は漂白には適していません。この場合、除菌スプレーや専用クリーニングサービスの利用を検討しましょう。
漂白の手順としては、以下の方法が一般的です。
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酸素系漂白剤を用意する(ワイドハイターEX、オキシクリーンなど)
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40~50℃のお湯に規定量の漂白剤を溶かす
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スニーカーをつけおきする(1~2時間)
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つけおき後、ブラシでカビ部分をこすり落とす
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流水でしっかりすすぐ
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水気を切ってしっかり乾かす
漂白は「見えるカビ」だけでなく、「見えない菌」にも作用するため、再発防止にもつながります。ただし、漂白成分は強力なため、使用時にはゴム手袋を着けるなど肌への刺激にも注意してください。
なお、漂白後の乾燥は特に重要な工程です。しっかりと乾かすことで湿気を除去し、再びカビが発生するリスクを下げられます。天日干しが難しい場合は、新聞紙や除湿器を活用してできるだけ早く乾燥させましょう。
一度カビてしまった靴はどうしたらいいですか?

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カビてしまった靴を見ると、「もう捨てた方がいいのでは?」と考えてしまうかもしれません。しかし実際には、適切な手順を踏めば多くのケースで靴は元の状態に近づけることが可能です。特にスニーカーなどの布製の靴であれば、カビの除去と除菌を正しく行えば再び清潔に履くことができます。
まずはカビの種類を確認しましょう。白いホコリのようなカビであれば表面だけに発生している可能性が高く、軽い洗浄でも落とせる場合があります。一方で、黒カビや赤カビのように色素が深く入り込んでいる場合は、より徹底した洗浄が求められます。
対応の基本ステップは以下の通りです。
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乾いた状態でカビを払い落とす(屋外で行う)
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アルコールスプレーでカビ部分を除菌する
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水洗いできる靴なら酸素系漂白剤でつけおき洗い
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ブラシで丁寧にこすり、よくすすぐ
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乾燥をしっかりと行う(風通しのよい場所で)
スニーカーのように丸洗いできる靴であれば、酸素系漂白剤を使用したつけおきが特に有効です。ただし、漂白剤が使えない素材の靴には、アルコール除菌とブラッシングを中心に行うようにしましょう。
「もう履けないかも」と感じた靴でも、ひと手間かけることで生まれ変わることがあります。大切なのは、発見したらすぐに対応することです。放置すればするほどカビは根を張り、除去が困難になるため、早めの対処が何よりのカギとなります。
ハイターで靴のカビは取れますか?

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「ハイター」と聞くと、多くの方は強力な漂白力を連想するかもしれません。実際に、カビ対策として効果を発揮する洗剤ですが、使用する種類と方法を誤ると靴の素材を傷めてしまう可能性があります。特に注意すべきなのは、塩素系のハイターを使用するかどうかです。
キッチンハイターや衣料用ハイター(塩素系)は、確かにカビを殺菌・脱色する力があります。しかし、布やゴム、合成皮革といった素材には強すぎるため、変色や生地の劣化を引き起こすリスクがあります。すべて白い布地であれば使えることもありますが、基本的には避けるべきです。
一方で、「ワイドハイターEX」のような酸素系漂白剤は、より素材に優しく、スニーカーのような日常使いの靴に適しています。酸素系なら色落ちのリスクが低く、カビの除去と除菌をバランスよく行うことができます。
ここで、2種類のハイターを比較してみましょう。
種類 | 塩素系ハイター | 酸素系ワイドハイターEX |
---|---|---|
主な成分 | 次亜塩素酸ナトリウム | 過酸化水素 |
素材への影響 | 強いダメージを与える可能性 | 比較的やさしい |
カビへの効果 | 強力な殺菌・脱色 | 除菌・消臭に優れる |
使用適正 | 白物専用、素材限定 | 幅広い素材に使える |
このように、「ハイター=カビに効く」というのは正しい認識ではありますが、「すべての靴に使えるわけではない」という点を押さえておく必要があります。靴のカビを安全に取りたい場合は、酸素系漂白剤の使用を基本とし、塩素系を使うのは素材を十分に確認したうえで「最終手段」として取り入れるのが賢明です。
スニーカーのカビ取りでのワイドハイターの正しい使い方と対策まとめ
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ワイドハイターEXは酸素系漂白剤で除菌・消臭に優れている
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つけおき洗いは40〜50℃のお湯を使うことで効果が高まる
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スニーカーは素材に応じて洗浄方法を使い分けるべき
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白カビは初期ならアルコール除菌で対処可能
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黒カビや赤カビは漂白剤でつけおきしないと落ちにくい
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キャンバス地はつけおき洗いに適しており処理が簡単
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合成皮革は水に強いが表面拭き取りのみの対処が安全
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本革やスエードは水洗い不可で専用クリーナーを使う
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重曹はカビ取りと消臭を同時にこなす補助剤として優秀
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赤カビには重曹ペーストとブラシ洗浄が有効
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ワイドハイター液を直接塗り重ねて日光に当てると効果が上がる
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塩素系ハイターは素材を傷めやすいため使用には注意が必要
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洗浄後はしっかり乾燥させることで再発を防止できる
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使用後のスニーカーはすぐに収納せず陰干しが望ましい
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つけおき中は洗剤の濃度と放置時間を守ることが重要