こんにちは。スニーカー・ジャングル運営者のTAKAです。
街を歩いていると、アシックスのスニーカーを履いている人が一気に増えたな、と感じているあなたも多いはずです。レディースのきれいめコーデにも、メンズのストリートスタイルにも自然になじむ一方で、「急にアシックスが流行るってどういうこと?」「ダサいおじさん靴って言われないかな」「サイズ感が不安でオンラインで買いづらい」とモヤモヤしている人も多いかなと思います。特に、ナイキやニューバランスを長く履いてきた人ほど、「次はアシックスに行くべきか、それとも様子見か」と、ちょっと構えてしまいますよね。
さらに、海外の芸能人やインスタ発のトレンドで一気に火がついたこともあって、「どのモデルが今っぽいのか」「自分のファッションに合うのか」「レディースとメンズで選び方は違うのか」と、アシックスのスニーカーの流行りに関する情報をまとめてキャッチアップしたい人も多いですよね。ショップスタッフに聞いても、「どれも人気ですよ」とざっくりした答えしか返ってこないこともあって、結局決めきれずに帰ってきてしまう…なんて声もよく聞きます。
この記事では、いまなぜアシックスのスニーカーの流行りがここまで加速しているのか、その背景から、レディース・メンズ別の狙い目カラー、ダサいと言われないためのポイント、失敗しにくいサイズ感の考え方、芸能人や海外スナップの傾向まで、スニーカーオタクの視点でわかりやすく整理していきます。実際にショップで接客してきたときの感覚も交えながら、「これを読めばアシックスデビューできる」という状態をゴールにしているので、気になるところだけ拾い読みしてもらってもOKです。読み終わるころには、「この一足から始めよう」と具体的なイメージが固まっているはずですよ。
この記事のポイント
- アシックススニーカーの流行りが加速した理由
- レディースとメンズで外さないモデルとカラー
- ダサい印象を避ける選び方とコーデのコツ
- サイズ感の考え方と失敗しない購入のポイント
アシックススニーカーの流行り理由

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ここでは、アシックスのスニーカーの流行りが一過性ではなく、世界的なトレンドとして広がっている背景を整理していきます。Y2Kやテック系ファッションとの相性、レディースとメンズそれぞれの盛り上がり方、そして「ダサい」「おじさん」といったイメージがどう上書きされたのかを、順番に見ていきましょう。単に「人気だから」ではなく、デザイン・機能・カルチャーがうまく噛み合った結果としてブームが起きているので、そのあたりの流れも意識して読んでもらえると理解がぐっと深まるはずです。
レディース向け流行り色と傾向
レディースでアシックスが一気に市民権を得たのは、ハイテク寄りのシルエットと、柔らかいカラーの組み合わせが爆発的にハマったからです。特にシルバー×ホワイト×ベージュのような抜け感のある配色は、ワンピースやスラックスなどのきれいめアイテムと組み合わせてもガチャガチャしすぎず、足元だけほんのりスポーティに振れるのが強みですね。海外スナップを見ても、ふわっとしたフレアスカートにGEL-KAYANO 14を合わせているようなスタイリングがかなり増えていて、「女の子っぽさ」と「スポーツ感」のバランスがちょうどいいポジションを取っています。
代表的なのはGEL-KAYANO 14やGT-2160あたり。ゴツさはあるのに、アッパーのメッシュが多いおかげで重く見えないので、フレアスカートやティアードスカートの外しとしてもかなり優秀です。ガーリー寄りのワンピースに合わせると甘さが中和されて、子どもっぽさが抜けるのもポイント。セシリーバンセンなどガーリー寄りブランドとのコラボが海外で話題になったことで、「フェミニンなスタイルにアシックスを合わせる」のが一つのテンプレになりました。いわゆる「甘辛ミックス」を簡単に作れるので、ファッション初心者ほどメリットを感じやすい組み合わせだと思います。
トレンドを追いすぎたくない人は、クリーム、エクリュ、ライトグレーのようなニュートラルカラーを選ぶと、流行りが落ち着いた後も履き続けやすいです。これらの色は、トップスやボトムの色をほとんど選ばないので、「今日は何を着てもこのスニーカーでいいや」と思える万能選手。パンツ派なら、センタープレスのスラックスやリネン素材と合わせれば、ガチガチのスポーツスタイルには寄らず、ほどよく都会っぽいムードを出せますよ。逆に、ブラックスキニーなどタイトなパンツと合わせるときは、スニーカーのボリューム感が強調されるので、トップスにオーバーサイズのシャツやスウェットを持ってきてシルエットのバランスを整えるのがおすすめです。
もう一つレディースで大きいのが、「ローファーの代わりにアシックスを合わせる」流れです。きれいめなジャケットスタイルでも足元だけGEL-1130に置き換えるだけで、抜け感が出て一気に今っぽくなるんですよね。特にオフィスカジュアル寄りの服装が多い人は、ベージュやライトグレーのGEL-1130を一足持っておくと、平日から休日までかなり出番が多くなるはずです。
レディースで狙いやすいポイント
- シルバーは一足あるとコーデの幅が一気に広がる
- ゴツさが気になる人はGTシリーズやGEL-1130の細身シルエットが◎
- スカートやワンピースとのミックスコーデを前提にカラーを選ぶ
- オフィスカジュアル派はクリームやライトグレー系が使いやすい
メンズ人気と流行り定番組合せ
メンズ側の流行りは、いわゆるテック系ストリートとの相性の良さが引き金です。ワイドデニム、カーゴパンツ、スウェットパンツなど、ボリュームのあるボトムに、GEL-KAYANO 14やGEL-NYCのようなハイテク寄りのアシックスを合わせることで、足元にだけ少し尖りを足せるのがポイント。特に、トップスをシンプルな無地Tやスウェットでまとめて、パンツとスニーカーでニュアンスを出すスタイルが人気ですね。
ここ数年で「ニューバランスはもうみんな履いているから、もう少しひねりが欲しい」という声がかなり増えました。その受け皿として、ニューバランスの柔らかさよりも、アシックスのシャープさやメタリック感を好む層が一気に増えている印象です。特にGEL-KAYANO 14のシルバー系カラーは、ブラックデニムやグレースラックスとの相性が抜群で、トップスはシンプルなスウェットや無地Tだけでも成立します。逆に、トップスまで派手色にしてしまうと全体の主張が強くなりすぎるので、どこか一か所にカラーを絞るイメージで組むと、こなれ感が出やすいですよ。
少し上級者向けですが、ミリタリーパンツ+テック素材のアウター+アシックスという組み合わせもおすすめ。ナイロンやソフトシェルジャケットなどの素材感と、アシックスのメッシュやメタリックパーツがリンクして、全身の統一感が出ます。色味をモノトーン〜アースカラーに絞ると、ゴチャつきにくくて失敗しにくいですよ。特に、オリーブのカーゴパンツ+ブラックのアウター+シルバー系GEL-KAYANO 14は、誰でも取り入れやすい鉄板バランスかなと思います。
きれいめ寄りのメンズなら、センタープレススラックスにGEL-1130やGT-2160を合わせるスタイルもアリです。テーラードジャケットやステンカラーコートと組み合わせると、いわゆる「きれいめテック」という感じで、シンプルだけど足元にだけスポーツ感が乗るので、仕事帰りにそのまま街に遊びに行くときにも使いやすいですよ。
ニューバランスとの住み分けイメージ
柔らかくクラシックにまとめたいときはニューバランス、攻めたテック感やY2Kっぽさを足したいときはアシックス、という使い分けをしている人が多いです。コレクションとして両方持つ場合も、同じグレーでもニューバランスは起毛感やスエード多め、アシックスはメッシュ多めといった感じで、素材や雰囲気の差を意識して選ぶと被りづらくなります。
ダサい懸念を避ける選び方

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「アシックスはダサい」「おじさん靴」というイメージは、正直まだネット上には残っています。ここを気にして一歩踏み出せない人も多いですよね。ただ、実際に街で浮いて見える人の多くは、モデル選びとコーデのバランスが合っていないだけです。裏を返せば、ポイントさえ押さえれば年齢やファッションの系統に関係なく、かなりおしゃれに見せられるということでもあります。
まず避けたいのは、通学用の真っ白いランニングモデルや、ソールがすり減った古いランシューを普段着にそのまま持ち込むパターン。こうしたモデルは、どうしても部活感が出てしまいます。ファッションとして履くなら、GEL-KAYANO 14、GEL-NYC、GT-2160、GEL-1130あたりのライフスタイル向けモデルを選ぶのが安全です。これらは同じアシックスでも、配色や素材のバランスが「街履き前提」で組まれているので、普通の服に合わせても浮きにくいんですよね。
さらに、パンツのシルエットとの相性も大事。細身パンツにボリュームがありすぎるスニーカーを合わせると、足元だけ浮きやすいので、テーパードやワイド寄りのシルエットでバランスを取るときれいにまとまります。逆に、ワイドパンツに細身すぎるスニーカーを合わせると、足元の存在感がなくなってしまうので、ある程度ボリュームのあるモデルを選んだほうが、全身のバランスが取りやすいです。
年齢が気になる人は、「清潔感」と「サイズ感」をとにかく大事にしてください。ソールが削れたまま放置していたり、アッパーが汚れっぱなしだと、それだけでだらしない印象につながります。汚れやすいホワイト系を選ぶ場合は、防水スプレーをかけておく、定期的にフォームクリーナーで洗うなど、簡単なケアを習慣にしておくと安心です。
ダサく見えやすい組み合わせ例
- ヨレたジーンズ+色あせたランニングモデル
- スーツ用スラックス+汚れたアシックスランシュー
- 全身スポーツブランド+通学風スニーカー
清潔感があれば年齢やジェンダーに関係なくおしゃれに見せられるので、洗浄やメンテナンスもこまめに行うのがおすすめです。週末にブラッシングとフォームクリーナーだけでもやっておくと、持ちも全然変わりますよ。
また、「アシックス=ランニング専用」という固定観念を手放すことも大事です。最近のGELシリーズは、ハイブランドとのコラボやストリートブランドとの別注も多く、もはや純粋なスポーツギアというよりはファッションアイテムとしての側面がかなり強くなっています。アシックスがダサいと言われる背景や評価をより深掘りしたい人は、スニーカー・ジャングルでまとめているアシックススニーカーがダサいと言われる理由と評価を整理した解説記事も参考になると思います。
サイズ感比較と最適フィット
アシックスはもともと日本ブランドということもあり、足型の設計が日本人向けです。ナイキと比べると横幅に少し余裕があり、ニューバランスと比べると全体のシルエットがタイトでシャープ、というイメージを持ってもらうとわかりやすいかなと思います。実際、足幅が広めでナイキだと窮屈に感じていた人が、アシックスに乗り換えた途端に「長時間歩いても全然ラク」とハマるパターンをかなり見てきました。
ただし、モデルごとにサイズ感は微妙に違います。一般論としては「ジャストか、場合によっては0.5cmアップ」が目安ですが、足幅が広い人や甲が高い人は、ワイズ展開やレビューを必ず確認しておきたいところです。特にGEL-KAYANO 14やGT-2160の一部カラーにはワイド設定のサイズも用意されているので、普段から「幅がきつくなりがち」という人は要チェックです。数値やサイズの目安は、あくまで一般的なガイドラインであり、すべての人に当てはまるわけではありません。
自宅でできる足の計測ステップ
よりフィット感を高めたいなら、ざっくりした感覚だけで選ぶのではなく、自分の足の実寸を一度測っておくのがおすすめです。必要なのは紙・ペン・メジャーだけ。
- 床に紙を置き、かかとを壁につけて紙の上に立つ
- 一番長い指の先に印をつけて足長を測る
- 親指の付け根と小指の付け根を通るようにメジャーを巻いて足囲を測る
- 左右で大きいほうの数値を基準にサイズを選ぶ
足長や足囲の測り方については、アシックス公式がかなり丁寧なガイドを用意しているので、一度目を通しておくと安心です。(出典:アシックス公式サイト「足のサイズ測り方・シューズサイズ表」)
ナイキ・ニューバランスとのざっくり比較表
| ブランド | 横幅の傾向 | サイズ選びの目安 |
|---|---|---|
| アシックス | ややゆとりあり | 普段通り〜0.5cmアップ |
| ナイキ | 細め | 0.5cm〜1cmアップ検討 |
| ニューバランス | モデルにより幅広設定あり | ジャスト〜0.5cmアップ |
あくまで一般的な傾向なので、最終的なサイズは必ず試着や公式サイズ表をベースに判断してください。
サイズ選びの基本ステップ
- 足の実寸をメジャーで測る(つま先〜かかと)
- 足幅と甲の高さもチェックする
- 普段履いているスニーカーのサイズと照らし合わせる
- 0.5cmアップかジャストかをモデルごとに検討する
正確なサイズ表やワイズ展開は各メーカーの公式サイトで最新情報を確認し、最終的な判断は専門のスタッフやフットケアの専門家にも相談してもらうのが安心です。特に外反母趾や膝・腰に不安がある場合は、自己判断だけでサイズを決めず、専門家のアドバイスを受けることを強くおすすめします。
アシックススニーカーのサイズ感については、より細かく掘り下げたアシックススニーカーのサイズ感と選び方をまとめた記事も用意しているので、気になる人はそちらもチェックしてみてください。
芸能人海外インスタの着用例
アシックススニーカーの流行りを語るうえで外せないのが、海外セレブやインフルエンサーの着用です。ヘイリービーバーやケンダルジェンナーといった海外の芸能人がGEL-KAYANO 14やGEL-NYCをさらっと履きこなしたスナップがインスタに出回り、そこから一気に「アシックスって実はかっこいい」と再評価される流れが生まれました。特に、無地のタンクトップにワイドパンツ、足元にGEL-KAYANO 14といった超シンプルなスタイルが多く、「頑張りすぎてないのに洒落ている」のが刺さった印象です。
国内でも、モデルやスタイリストを中心にGELシリーズをさりげなく取り入れたコーデが増えています。ポイントは、全身をシンプルにまとめて足元だけアシックスでアクセントを付けること。トップスは無地Tやスウェット、アウターはテック素材のマウンテンパーカやナイロンジャケットなどにして、スニーカーの存在感を素直に活かすとバランスが取りやすいです。逆に全身ロゴだらけにしてしまうと、せっかくのアシックスのシャープさが埋もれてしまうので、あくまで足元主役のイメージでまとめると失敗しにくいですよ。
インスタで着用例を探すときは、モデル名(GEL-KAYANO 14、GEL-NYCなど)でハッシュタグ検索するのがおすすめ。同じモデルでも、レディース・メンズ、海外・日本でかなりスタイリングの傾向が違うので、自分の好みに近い人のコーデを保存しておくと、買ってからのイメージがしやすくなります。特に、パンツの丈感やソックスの見せ方は、写真で見ると真似しやすいポイントが多いので、気になったものはスクショしておくといいですよ。
また、アシックスの公式アカウントやショップスタッフのスタイリング投稿もかなり参考になります。プロのスタイリストが組んだコーデはもちろん、スタッフスナップのような「リアルクローズ寄り」のコーデを見ると、自分のワードローブに落とし込みやすくなるはずです。あなたの普段のスタイルに近い人をフォローして、「この人が履いているアシックスなら自分にも合いそうかも」という視点でチェックしてみてください。
アシックススニーカー流行り選び方

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ここからは、具体的にどのモデルをどう選ぶと失敗しにくいかを整理していきます。レディースとメンズでの選び分け、色選びのコツ、サイズ感に応じたおすすめモデル、そして最後にアシックススニーカーの流行りとうまく付き合う考え方をまとめていきます。「とりあえず人気モデルを買う」のではなく、あなたのライフスタイルやファッションに本当にハマる一足を見つけるためのチェックポイントだと思って読んでみてください。
レディース向けGEL人気比較
レディースで特に人気が高いのは、GEL-KAYANO 14、GEL-NYC、GT-2160、GEL-1130あたりです。それぞれキャラクターが違うので、自分のスタイルに合わせて選ぶのがポイントになります。同じワンピースに合わせても、どのモデルを履くかで印象がガラッと変わるので、「なりたいイメージ」から逆算して選ぶイメージを持ってもらえるといいかなと思います。
GEL-KAYANO 14:トレンドど真ん中
シルバーを中心としたメタリックな配色と、レトロフューチャーなシルエットが特徴。Y2Kやゴープコア系のスタイルが好きな人にとっては、最もトレンド感が出る一足です。スカートやワンピースに合わせると、わざと外した感じが出てかなり今っぽいです。足元にボリュームが出る分、トップスやアウターはコンパクトにまとめると、全身のバランスがきれいに整います。
デニムスタイルに合わせる場合は、裾を少しクッションさせて履くと、2000年代の空気感が出て◎。反対に、すっきり見せたいときは、足首が少し見える丈感に合わせると、GEL-KAYANO 14のシャープなラインが映えます。
GEL-NYC:ストリート寄りのハイブリッド
NYのストリートブランドAWAKE NYとの関係から生まれたモデルで、ボリューム感とシャープさのバランスが絶妙。ワイドパンツやスウェットパンツとの相性が抜群で、メンズライクなスタイルが好きなレディースにも刺さりやすいですね。スポーティすぎないのに、ちゃんとストリート感があるので、「カジュアル寄りの服が多いけど、子どもっぽく見せたくない」という人にぴったりです。
より詳しいコーディネートの組み方は、アシックスGEL-NYCコーデ完全攻略ガイドでかなり細かく解説していますが、ざっくり言うと「メンズライクなボトム+ちょい女っぽいトップス」が鉄板。たとえば、カーゴパンツにタイトめのカットソーやニットを合わせて、足元をGEL-NYCで締めるだけで、簡単にバランスの取れたスタイルが作れます。
GT-2160・GEL-1130:細身で使いやすい
この2モデルは、ボリューム感が控えめでシルエットがすっきりしているのが特徴。きれいめがベースの人や、足元だけゴツく見えるのが苦手な人には、このあたりから入るのがおすすめです。特にGEL-1130は価格帯も比較的抑えめで、初めてのアシックスとしても手を出しやすい存在だと思います。
GT-2160は、さりげなくテック感を足したいときにちょうどいい塩梅で、スラックスやIラインスカートにも違和感なくなじみます。GEL-1130は、コンパクトな見た目のわりにクッション性がしっかりしているので、旅行やテーマパークなど長時間歩くシーンで「おしゃれとラクさ」を両立したい人にもおすすめです。
レディースでの選び方まとめ
- 流行り優先ならGEL-KAYANO 14
- ストリート寄りならGEL-NYC
- きれいめミックスならGT-2160かGEL-1130
- 初めての一足なら価格と汎用性のバランスが良いGEL-1130も候補に
メンズ相性とテック系合わせ
メンズの場合、アシックススニーカーの流行りはボトムとの合わせ方で印象が大きく変わります。テック系のナイロンパンツやカーゴパンツ、ワイドスラックスなどに、GEL-KAYANO 14やGEL-NYCを合わせると、一気に今っぽさが出ます。特に、黒のワイドパンツ+グレーのスウェット+シルバー系GEL-KAYANO 14は、初心者でも真似しやすい王道コンビです。
トップスはロゴの主張が強すぎないものを選ぶと、スニーカーのデザインが主役になってくれます。無地のフーディーやスウェット、シャツジャケットあたりが鉄板ですね。柄物を入れる場合は、一点だけに絞るのがコツ。パンツにチェック柄を持ってきたら、トップスとスニーカーはシンプルにする、というように引き算を意識すると、全体のまとまりが良くなります。
また、アウターとのバランスも重要です。ロングコートにGELシリーズを合わせると、シルエットのコントラストが強く出て大人っぽくなりますし、ショート丈のナイロンジャケットなら、よりストリート寄りの雰囲気になります。季節によってアウターの丈感を変えつつ、足元はアシックスで固定する、という考え方もアリですよ。
メンズでありがちな失敗パターン
スポーツブランドのジャージ上下にGELシリーズを合わせると、どうしても部活感が出てしまいます。街履き前提なら、どこか一つはタウンユース寄りのアイテム(スラックスやデニム)を入れるのがおすすめです。たとえば、「上ジャージ+デニム+GEL-KAYANO 14」や「パーカー+スラックス+GEL-NYC」のように、スポーツアイテムときれいめアイテムをミックスすると、グッと大人っぽく見えます。
ダサい回避する色選び術
モデル選びと同じくらい重要なのが、カラー選びです。アシックスは配色のパターンが多く、色の選び方を間違えると一気にスポーツショップ感が出てしまうことがあります。逆に、色さえ整えれば、どんなコーデでも「ちゃんと考えて選んでいるな」と伝わるので、ここは少しだけ慎重になってもらえるといいかなと思います。
まず外しにくいのは、シルバー×ホワイト、クリーム系、ブラック×シルバーあたり。どれもベースがニュートラルカラーなので、服装を選びません。特にシルバーは、写真に写ったときに光を拾いやすく、インスタや旅行写真でも映えやすいので、一足目としてかなりおすすめです。クリームやベージュ系は、全体を柔らかく見せたいときに便利で、ナチュラル系のファッションとの相性も抜群です。
逆に、蛍光イエローやビビッドオレンジなどの派手色は、スポーツコーデに寄せるならアリですが、普段着に合わせるのは少し難易度が上がります。「全身黒+足元だけ蛍光カラー」など、かなり意図的にスタイリングしないと浮きやすいので、二足目、三足目の遊びとして狙うほうが安心です。
レディースなら、トップスやバッグに使っている色とスニーカーの差し色をリンクさせると、一気にこなれた印象になります。たとえば、ベージュのトレンチコートに、GEL-1130のベージュ×ホワイト系カラーを合わせるだけで、「色合わせが上手い人」に見えます。メンズは、足元だけ派手にしすぎないことを意識して、まずはモノトーン〜アースカラーで揃えると失敗しにくいです。どうしてもカラーを入れたいときは、スニーカーのワンポイントとキャップやインナーの色を合わせるなど、リンクコーデを意識するとまとまりが出ます。
色選びで意識したいこと
- 派手色は「2色まで」に抑える
- アッパーのメインカラーはベーシックにする
- 服との色数が増えすぎないように鏡で全身チェックする
- 迷ったらシルバーかニュートラルカラーを選ぶ
サイズ感別の最適モデル案

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足の特徴によって、選びやすいモデルも少し変わります。ここでは、あくまで一般的な目安として、サイズ感の傾向ごとにおすすめモデルをまとめておきます。実際のフィット感には個人差があるため、最終的には実物の試着や公式サイズ表の確認を前提にしてください。特に、足トラブルを抱えている人は、見た目だけでなく足への負担も考慮して選ぶことが大事です。
幅広・甲高タイプ
幅広・甲高の人は、GT-2160や一部のGEL-KAYANOシリーズのワイド設定をチェックしておきたいところです。アッパーにメッシュが多いモデルだと、足の当たりが柔らかくなりやすいので、長時間歩く予定がある人には特におすすめです。シューレースをしっかり締めても圧迫感が少なく、足がむくみやすい人でもラクに履けるケースが多いですね。
また、幅広さんは「短さ」よりも「窮屈さ」を嫌う傾向があるので、つま先に少し余裕があっても、横幅のゆとりを優先してサイズを選ぶのも一つの考え方です。ただし、あまり大きくしすぎると靴の中で足が遊んでしまい、逆に疲れやすくなることもあるので、0.5cm刻みで慎重に調整してみてください。
細身・華奢な足
細身の足の人は、GEL-1130のようなすっきりしたシルエットが履きやすい傾向があります。サイズを大きくしすぎると、かかとが浮いて歩きづらくなるので、ジャスト〜0.5cmアップ程度で調整してみてください。シューレースをしっかり締めると、足全体を包み込むようなフィット感になり、歩きやすさもぐっと変わります。
また、細身の足の人は靴下の厚みでフィット感を微調整しやすいのもメリット。夏場は薄手ソックス+ジャストサイズ、冬場は少し厚手ソックス+0.5cmアップなど、季節によって履き分けるのもおすすめです。
長時間歩くことが多い人
通勤や旅行などでとにかく歩く距離が長い人は、クッション性と安定感のバランスが取れたGEL-KAYANO 14やGTシリーズが心強い存在です。ソールの反発と沈み込みが程よく、コンクリートの上を一日中歩いても疲れにくいと感じる人が多いですね。インソールを入れてフィット感を微調整する方法もありますが、サイズを上げすぎると足首や膝に負担がかかることもあるため、サイズアップは0.5cm刻みで慎重に検討するのがおすすめです。
サイズ選びに関する注意書き
ここで紹介しているサイズ感や数値は、あくまで一般的な目安です。足の状態や体調によって適切なサイズは変わるため、正確な情報はメーカー公式サイトを確認し、必要に応じてシューフィッターや足の専門家に相談したうえで最終判断を行ってください。特に、外反母趾や膝・腰の不調がある人、成長期の子どもの足に履かせる場合は、自己判断で無理をしないことが大切です。
アシックススニーカー流行り総まとめ
ここまで、アシックスのスニーカーの流行りの背景から、レディース・メンズ別の選び方、ダサく見せないためのポイント、サイズ感の考え方まで一気に整理してきました。ざっくり振り返ると、
- Y2Kやテック系トレンドとマッチしたことで一気に注目度が上がった
- GEL-KAYANO 14やGEL-NYCを中心に、街履き前提のモデルが増えた
- レディースはきれいめミックス、メンズはテックストリートとの相性が抜群
- モデル選びとカラー選びさえ押さえれば、ダサいおじさん靴どころか最先端の足元にできる
アシックススニーカーの流行りは、単なるブームではなく、履き心地とファッション性のバランスが取れた「新しい定番」が育っている段階だと感じています。まずは気になった一足をピックアップして、手持ちの服との相性をイメージしてみてください。実際にクローゼットを開けて、「このパンツとこのアウターに合わせるならどのモデルがしっくりくるか?」と考えるだけでも、自分に合う一足がだいぶ絞れてくるはずです。
サイズ感や健康面に不安がある場合は、決して無理をせず、公式のサイズガイドや専門スタッフのアドバイスを参考にしながら、自分の足に合う一足をじっくり選ぶのがいちばんです。正確な情報は必ずメーカーの公式サイトで最新の内容を確認し、最終的な判断はシューフィッターや医療系の専門家にも相談しながら進めてください。特に長時間歩く仕事をしている人や、ランニングも兼用したい人は、足への負担を軽くするためにも、サイズ選びを「なんとなく」で済ませないようにしましょう。
アシックスの一足が、あなたの毎日の足元を少しラクに、少し楽しくしてくれるきっかけになればうれしいです。流行りに乗りつつも、「自分らしいアシックスの履き方」をぜひ見つけてみてください。
