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スニーカーギュッギュッ音の原因と静かにするコツ

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スニーカーのギュッギュッ音の原因を確認するため、オフィスの廊下で白いスニーカーの靴底をチェックしている日本人の男女いずれか一人の様子

こんにちは。スニーカー・ジャングル運営者のTAKAです。

静かなオフィスや教室で歩くたびに、足元からギュッギュッと音がして恥ずかしい…そんな経験、あなたにもありますよね。特にスニーカー音が鳴る新品を買ったばかりなのに、いきなりギュッキュッ音が出ると、「このまま履き続けて大丈夫なの?」と不安になると思います。

実際には、スニーカーを歩くと音がする空気の抜けや、靴キュッキュッ音ゴム底の摩擦、ナイキスニーカー音が鳴るようなモデル特有の構造、さらにはシャンク鳴りと呼ばれる靴内部のパーツの問題など、原因はいくつかのパターンに分けられます。原因ごとにアプローチを変えてあげれば、多くのケースで音をかなり小さくすることができます。

「履き心地は最高なのに、音だけが気になる」「仕事で人前を歩くときに気まずい」「電車の中で立ち位置を変えるたびにギュッと鳴って落ち着かない」など、音の悩みはメンタル面にも地味に効いてきますよね。でも大丈夫です。スニーカーの構造と音の出方の関係を知っておくと、どこをいじればいいのかがハッキリ見えてきます。

この記事では、スニーカー好きとして日常的にいろいろな靴を履き比べている僕が、ギュッギュッ音の代表的な原因と、自宅でできる対策、そしてプロに任せたほうがいい境界線までをまとめていきます。あなたの足元の「どこが鳴っているのか」「自分でできることは何か」「放置すると危ないサインはどこか」を、一緒に整理していきましょう。

この記事のポイント

  • スニーカーギュッギュッ音が出る主な原因パターン
  • インソール・靴底・アッパー別の具体的な対策
  • ナイキなどエア入りモデル特有の音の考え方
  • 自分で直せない場合に専門店へ相談する目安

スニーカーギュッギュッ音の原因の理解

静かなオフィスの廊下で、日本人の若い男性が白いスニーカーの靴底を屈み込んで指で押しながら確認している様子。明るいフローリングと観葉植物が背景にあり、全体的に清潔感のある雰囲気の写真。

スニーカージャングル・イメージ

まずは「どこが」「なぜ」鳴っているのかを整理しておくと、無駄な対策をせずに済みます。このパートでは、インソールや靴底、空気の抜け、シャンク鳴りなど、スニーカーの構造ごとにギュッギュッ音が出るメカニズムを分かりやすく分解していきます。なんとなく対策グッズを買う前に、原因の当たりをつけておくイメージですね。

新品で起こるスニーカー音が鳴る対策

新品のスニーカー音が鳴る新品トラブルは、実はかなりよくある相談です。原因として多いのが、素材の硬さ各パーツがまだ馴染んでいないこと。とくにミッドソールが分厚いモデルや、レザーと合成素材のコンビアッパーは、初期はパーツ同士が擦れて音が出やすくなります。「製品不良かな?」と不安になるかもしれませんが、最初の数回だけの“初期ノイズ”であるケースもかなり多いんですよ。

僕がチェックするポイントは次の3つです。

  • インソールが浮いていないか・しっかりはまっているか
  • アッパーとソールの境目に隙間やきしみがないか
  • 履き口まわりがカチカチで、歩くたびに折れ曲がっていないか

インソールは、工場出荷時の段階で微妙にズレていたり、片側だけ少し浮いていることがあります。そんな状態で歩くと、インソール裏と中底がこすれ合ってギュッギュッ音が発生しやすくなります。いったんインソールを外して、かかと側からつま先側に向けて、しっかり押し込みながら戻してあげるだけでも、音が落ち着くことがありますよ。

アッパーとソールの境目は、指で軽く押したり、靴をねじるようにしてみると状態が分かりやすくなります。ここで「パキッ」「ミシッ」といった硬い音がするなら、接着の硬さや素材の折れグセが原因の可能性が高いです。とはいえ、この段階でいきなりクレーム扱いにする必要はなく、まずは次のような“馴染ませステップ”を試してみてほしいです。

新品の馴染ませ方のステップ例

タイミング履く時間の目安ポイント
1〜2日目15〜20分室内のみで試す。インソール位置を毎回チェック
3〜4日目30〜40分家の周りを軽く散歩。段差や階段も少し歩いてみる
5日目以降1〜2時間問題なければ外出に投入。ただし雨の日は避ける

このくらい段階的に慣らしていくと、アッパーの折れグセやソールの反り返りが自然に整っていくので、ギュッギュッ音も落ち着きやすくなります。どうしても音が気になるときは、厚手の靴下に変えてみるのも一手です。足とインソールの密着が変わることで、わずかに発生源がずれることがあるんですよね。

軽いケースなら、家の中で30分〜1時間くらい、数日に分けて履き慣らしていくだけで音が和らぐことも多いです。特にレザー系は、体温や動きで徐々に柔らかくなり、パーツ同士の摩擦が減っていきます。

ポイント:新品のギュッギュッ音は、故障ではなく「馴染み待ち」の段階であることも多いので、まずは短時間の室内履きから様子を見るのがおすすめです。いきなり一日中履き続けるより、短時間を何回かに分けたほうが、靴にも足にも優しいですよ。

より詳しく「新品ならではの音」を掘り下げたい人は、同じスニーカー・ジャングルの記事であるスニーカーのキュッキュッ音が新品で鳴る原因と簡単な対策法も参考になると思います。

空気によるスニーカー歩くと音がする仕組み

エアマックスなど、エアユニット入りのモデルで多いのが、歩くたびに空気が出入りしてプシュッと鳴るパターンです。これは故障というより、構造上どうしても出やすい音なんですよね。ソールの中に入っているエアユニットは、クッション性を高めるための空気室なので、体重が乗るたびに内部の圧力が変化します。その過程で、空気がユニット内外を移動するときにわずかな音が出ます。

たとえばナイキのAirシリーズは、加圧された空気を封入したユニットをソールに組み込むことで、反発力と衝撃吸収性を両立させる設計になっています(出典:Nike公式サイト「Nike Air」)。この構造自体は世界中で実績があるものですが、ユニットの配置や周囲のフォーム材との組み合わせ次第で、空気が動くときの“鳴り方”が変わるんです。

ソールの中には空気室があり、体重が乗るたびに空気が押し出され、戻るときにわずかな音が出ます。ユニットの周辺に微細な隙間があると、そこで空気が擦れて「ギュッ」「プシュッ」と聞こえることがあります。また、ソールの一部分だけが強くしなっていると、そのポイントに空気圧が集中してしまい、音が大きくなりやすいです。

空気由来の音のチェックポイント

  • つま先立ちになったときだけ、プシュッと音がするか
  • かかと着地の瞬間より、蹴り出し時のほうが音が大きいか
  • 濡れた路面より、乾いた床のほうが音が目立つか

こういった特徴があるなら、エアユニットや内部の空気の動きがメインの原因になっている可能性が高いです。このタイプの音は、インソールや靴底をいじっても劇的には変わりませんが、靴の曲げ方を少し変えるだけで気になりにくくなることはあります。具体的には、

  • つま先から地面を蹴るというより、足裏全体で体重移動するイメージで歩く
  • かかと着地の瞬間にソールが大きく折れ曲がらないよう、足首の力を少し抜く
  • 長時間立ちっぱなしのときは、片足に体重をかけ続けず、こまめに重心を動かす

といった歩き方の調整です。ソールの一部に負荷が集中するのを防げるので、空気の出入りがマイルドになり、音も小さくなりやすいですよ。

エアユニット入りモデルは、どうしても「空気が動く感触」がゼロにはなりません。音を完全に消すというより、「不安になるほど大きくないかどうか」を判断基準にしてもらえると良いかなと思います。異常を感じるレベルの音や違和感がある場合は、正確な情報はメーカーの公式サイトやサポート窓口を確認し、最終的な判断は専門家に相談してください。

ゴム底で靴キュッキュッ音が出る要因

白いスニーカーのゴム底を屈んで指で確認している日本人の女性。屋内の明るい部屋で、靴底の摩擦によるキュッキュッ音の原因を調べている様子。

スニーカージャングル・イメージ

フローリングや駅のコンコースで、靴キュッキュッ音ゴム底の摩擦が気になるケースも多いです。これはアウトソールのグリップ力が高すぎることが原因になっているパターンがほとんど。特に体育館用シューズやバッシュ系のソールは「滑らないこと」が最優先で設計されているので、ツルツルの床では音が出ても仕方ない部分もあります。

新品のラバーソールは表面が少しベタついていて、ツルツルした床材と噛み合うと強い摩擦音が出やすくなります。体育館の床でバッシュがキュッと鳴るのと同じイメージですね。逆に、アスファルトや土の上ではあまり気にならないという人が多いのも、このためです。

「ソールの材質」と「床材」の相性を知る

ソール材質はざっくり分けると、硬めのラバー、やわらかいラバー、EVAなどの発泡素材の3タイプくらいに分かれます。

  • 硬めのラバー:耐久性が高く減りにくいが、ツルツルの床では音が出やすい
  • やわらかいラバー:グリップが強く静かだが、摩耗しやすい
  • EVA系ミッドソール:軽くてクッション性があるが、単体だと滑りやすいのでラバーと組み合わせることが多い

このうち、ギュッギュッ音問題になりがちなのは「硬めのラバー」です。特に、床のワックスが効いたオフィスや商業施設では、ラバーの角が床に引っかかるような感覚になり、音が出やすくなります。

実践的な対策の例

僕がよくやるのは、

  • アウトソールを水拭きして、工場出荷時のコーティングや汚れを落とす
  • 目の細かい紙やすりで、接地面だけを軽くなでるように削る
  • 仕事で静音性が求められる日は、ラバーが柔らかめの別スニーカーを選ぶ

という3ステップです。紙やすりはあくまで「表面のツルツル感を取る」くらいのイメージで、強くこすり過ぎないことが大事。削り過ぎるとグリップ力が落ちて、雨の日に滑りやすくなるリスクもあるので注意してください。

紙やすりを使う作業は、あくまで自己責任の軽いカスタムです。削る量や範囲は一般的な目安に過ぎませんし、ブランドやモデルによっては推奨されない場合もあります。正確な情報はブランドの公式サイトや取扱説明を必ずご確認ください。心配な場合は、最終的な判断はシューケアの専門家にご相談ください。

ナイキスニーカー音が鳴る特徴解説

ナイキスニーカー音が鳴る相談は、エアマックスやエアフォースなど、エアソールを採用したモデルでとくに多い印象です。理由としては、

  • エアユニット周りに空気室や接合部が多く、構造が複雑
  • ボリュームのあるソール形状で、着地時に大きく変形しやすい
  • アウトソールのグリップパターンが攻めていて、床と噛み合いやすい

といった点が挙げられます。もちろん、全てのナイキがうるさいわけではありませんが、構造上、音が「出やすいフィーリング」のモデルがあるのは事実です。

どんなシーンでナイキの音が目立ちやすい?

僕の体感だと、

  • エレベーターを降りた直後のピカピカした床
  • 商業ビルの長い廊下
  • 静かなオフィスのフロアカーペットと硬い床の切り替え部分

あたりでナイキのギュッギュッ音が目立ちやすいです。特にエアフォースのようなフラット気味のソールは、接地面積が広いぶん、床とラバーの摩擦が強く出るんですよね。

ナイキに限らず、音が気になるときは、まずインソールを外して中に砂利やホコリが溜まっていないかを確認してみてください。インソールと中底の間にゴミや湿気があると、キュッキュッ音の発生源になりやすいです。特に白い粉っぽい汚れや、砂利が点在している場合は、一度しっかり掃除してから再セットしてあげましょう。

ナイキのボリューム系スニーカーが好きで、ソールの沈み込みが快適だと感じる人も多いと思います。その一方で、音が気になるなら、ローテーション用にクッションはやや控えめだけど静かなモデルを1足持っておくと、シーンに合わせて履き分けしやすくなります。オンの日は静かなモデル、オフの日はエアたっぷりのモデル、という使い分けもアリですよ。

エアユニット自体が壊れているケースはそこまで多くありませんが、エアが抜けていると「プシュッ」ではなく「ペコッ」と潰れたような感触になり、明らかにクッション性も落ちます。そう感じる場合は、自分で対処しようとせず、購入店やメーカーサポートに相談するのが一番安心です。

シャンク鳴りが関係する異音ポイント

最後に押さえておきたいのが、シャンク鳴りです。シャンクとは、土踏まずあたりに入っている芯材のことで、スニーカーの縦方向のねじれを抑える役割があります。スポーツモデルだけでなく、カジュアルスニーカーでも採用されていることが多く、足の安定感を支える重要なパーツです。

このシャンクの接着が一部浮いていたり、ソール内部のパーツと擦れていると、歩くたびに「ギュッ」「ピキッ」といった聞き慣れない異音が出ることがあります。しかも、外から見ただけでは原因が分かりにくいのがやっかいなところです。見た目はキレイなのに、片足だけ妙にカチカチ鳴る…というときは、シャンクまわりを疑ってみてください。

自宅でできるシャンクチェック

  • 片足ずつ、土踏まずを中心にソールをひねったとき、局所的なきしみ音が出るか
  • 音が出るのは決まった片足だけかどうか
  • 歩行時にソール内部からカチッ、パキッといった硬い音がするか
  • 音と同時に、踏み込んだときの安定感に違和感があるか

このあたりが当てはまる場合、自宅での対処は難しいので、無理にいじらずシューケアショップや修理専門店に相談するのが安全です。シャンクはソールの中に挟み込まれているため、外側から接着剤を流し込む程度では根本的な解決になりませんし、かえってバランスを崩してしまう可能性もあります。

シャンク周りは足の支えに関わる重要なパーツです。自己判断で分解したり、強い力で曲げ伸ばしするのは避けてください。この記事で紹介しているチェック方法はあくまで一般的な目安なので、違和感が強いときや痛みを伴うときは、正確な情報は公式サイトや専門店で確認し、最終的な判断は専門家にご相談ください。

スニーカーギュッギュッ音解消の実践方法

明るい室内で日本人男性が白いスニーカーの靴底を丁寧にチェックしながら手入れしている様子を写した写真。スニーカーのギュッギュッ音を解消する実践的なメンテナンス場面。

スニーカージャングル・イメージ

ここからは、実際にギュッギュッ音を小さくするための具体的なテクニックを紹介していきます。インソール・靴底・歩き方・保管方法など、あなたが今日からできることを中心にまとめたので、気になったものから試してみてください。ひとつひとつは地味な作業ですが、「原因に合った対策」をセットで行うことで静かさはかなり変わってきます。

スニーカー音が鳴る新品の馴染ませ方

新品のギュッギュッ音は、急に長時間履き続けることで一気に気になり始めることが多いです。朝から晩まで通勤や通学で履きっぱなしにして、「夕方になってから急にうるさく感じ出した」というパターンもよく聞きます。これは、足の汗や体温で素材が一気に変形し、パーツの位置関係が一時的に不安定になるからなんですよね。

短時間の室内履きで「慣らし運転」

まずは家の中で、1回あたり15〜30分を目安に数日間履いてみます。ポイントは、

  • フローリングやタイルなど、普段音が気になる床材の上を歩く
  • 足踏み程度ではなく、実際に部屋を歩き回って屈曲させる
  • しゃがんだり、つま先立ちになったりして、いろいろな角度でソールを曲げる

という3点。これだけでも、アッパーの折れグセがつき、ミッドソールが少しずつ足に沿うようになってきます。音が気になるポイントや動きが分かってくるので、「どの場面でギュッと鳴りやすいか」も把握しやすくなりますよ。

紐の調整で圧力バランスを整える

新品で甲周りがきついと、歩くたびにアッパーが大きく折れ曲がって音が出やすくなります。甲が圧迫されているなら、上2穴をやや緩めて中央でロックするトップフリー型の結び方に変えるのもおすすめです。逆に、かかとが浮いてパコパコ鳴るなら、足首側の穴だけ少し強めに締めるなど、紐のテンションを調整してみてください。

紐のテンションが変わると、アッパーのシワが入る位置が変わり、その結果として音の出方も変化します。詳しい紐の調整方法は、スニーカーがきついときに馴染ませる方法で詳しく解説しています。

新品期間のケアで差がつく

新品時期はソールもアッパーもきれいなので、こまめに乾燥させたり、柔らかい布で汚れを拭き取る習慣をつけておくと、結果的に音トラブルの予防にもなります。湿気がこもるとインソールがきしみやすくなりますし、アッパーの折れ目が固まってしまうと、そこからパキパキとした音が出続けることもあります。最初の1〜2週間を丁寧に過ごしてあげると、その後の寿命も伸びやすいですよ。

スニーカー歩くと音がする空気調整法

空気由来のギュッギュッ音は、湿気と通気性のコントロールでかなり変わります。エアユニット付きモデルに限らず、靴内部の空気がパンパンにこもっていると、歩くたびに圧が抜けるような音が出やすいんですよね。職場で一日中履きっぱなしにしていると、夕方にかけて音が目立ちやすくなるのもこの影響です。

インソールを外してしっかり乾燥

帰宅後はインソールを取り外し、スニーカー本体と別々に乾かす習慣をつけましょう。

  • 丸めた新聞紙をつま先までぎゅっと入れて、12時間ほど風通しのいい場所で乾燥させる
  • 扇風機やサーキュレーターで軽く風を当てる
  • 玄関の直置きではなく、シューズラックなどで少し浮かせて置く

といった簡単なケアだけでも、内部の湿気とニオイをかなり抑えられます。湿気が減ると、インソールや中底がペタペタ張り付く感覚も少なくなるので、音も落ち着きやすくなります。雨の日に履いたあとは特に、いつもより念入りに乾燥させてあげてください。

吸湿性の高いインソールに交換

標準のインソールが薄くて汗を吸いやすい場合は、吸湿・消臭機能のあるインソールに交換してしまうのもひとつです。ただし、厚みが増えるとサイズ感が変わるので、厚みはあくまで一般的な目安として、足に違和感が出ない範囲にとどめることが大事です。購入前に、元のインソールの厚みをざっくり測っておくと選びやすくなりますよ。

インソールの素材もチェックポイントで、オープンセルのウレタンフォームやコルク系は汗を吸いやすく、綿混の表地が付いているタイプは足当たりも柔らかくなります。逆に、ビニールっぽいツルツルした表面は汗で滑りやすい反面、乾きやすさは優秀なので、好みや使用シーンに合わせて選んでみてください。

靴のローテーションで湿気を分散

同じスニーカーを毎日連続で履くと、どれだけ乾燥させても湿気が少しずつ残りやすくなります。可能なら、最低2足をローテーションして履くだけでも、ギュッギュッ音の発生リスクはかなり下がります。仕事用とプライベート用で分けるのもアリですし、曜日で履き分けるのも楽しいですよ。

靴キュッキュッ音ゴム底の摩擦軽減策

靴底のゴムによる摩擦音を軽減するため、若い日本人男性が室内でスニーカーの靴底を丁寧にメンテナンスしている様子を撮影した写真。

スニーカージャングル・イメージ

アウトソールと床の相性が原因のギュッギュッ音は、「ソール側」と「歩き方側」の両方からアプローチできます。「靴自体が悪い」というより、「この床とこのソールの組み合わせが苦手」というイメージで考えてみてください。

ソールのメンテナンスで滑りをコントロール

さきほど触れた紙やすり以外に、

  • ソールを中性洗剤で軽く洗い、油汚れやワックスを落とす
  • 靴底の溝に詰まった小石やゴミを取り除く
  • 完全に乾いてから、乾いた布で仕上げ拭きをする

といったメンテナンスも有効です。汚れやゴミが残っていると、その部分だけ摩擦が強くなり、思わぬ方向に音が響くことがあります。特にタイルの目地などに小石が挟まりやすいので、たまに裏側をじっくり眺めてみてください。

歩き方の微調整で音を分散

つま先側だけで強く蹴り出すと、足先の一点に力が集中してキュッと鳴りやすくなります。かかとから着地して、足裏全体で体重を転がすように歩くと、ソール全面で摩擦が分散され、音がマイルドになりやすいですよ。特にビジネスシーンでは、足音が静かなだけで「落ち着いて見える」効果もあったりします。

また、階段やエスカレーター周りは音が響きやすいので、歩幅を少し小さくする・足を引きずらないといった小さな意識だけでも体感が変わります。最初は面倒に感じるかもしれませんが、一度クセがついてしまえば無意識にできるようになりますよ。

ナイキスニーカー音が鳴る改善メンテ術

ナイキのボリューム系スニーカーでギュッギュッ音が気になるとき、僕がよくやっているのが次の3ステップです。

  • インソールを外し、裏面と中底をやさしくブラッシング
  • 中底に少量のベビーパウダーを薄くまぶし、余分をはたき落とす
  • インソールをしっかり押し込んでセットし直す

ベビーパウダーは、インソールと中底の摩擦を減らしてくれる潤滑剤のような役割をしてくれます。ただし、入れ過ぎると粉が舞ったり、湿気を含んだときにダマになることもあるので、本当に薄くでOKです。ティッシュの上にパウダーを出して、指先で軽く撫でるくらいの量をイメージしてください。

エアユニット周りのケア

エアユニット近辺の音が気になるときは、ソール側を軽く押しながら、どの位置で押し込んだときに音が出やすいかを確認してみます。

  • かかと寄りを押したときにプシュッとする → ヒール側ユニットの影響が大きい
  • 土踏まず付近で音がする → ミッドソールのフォームとの境目が怪しい
  • つま先寄りで鳴る → 前足部のエアユニットとアウトソールの相性かも

あくまで目安ですが、どのあたりが鳴っているか分かるだけでも、メーカーに相談するときの説明がしやすくなります。音の状態を動画で撮っておくと、サポート側も状況を把握しやすいのでおすすめです。

エアユニット周りの異音がどうしても気になる場合は、購入店やブランドのサポート窓口に相談してみましょう。製造ロットや構造上の特性が関わっているケースもあるので、正確な情報は公式サイトをご確認ください。自己流の加工でユニットを傷つけてしまうと保証対象外になってしまうこともあるので、最終的な判断は専門家に任せたほうが安心です。

シャンク鳴りが疑われる場合の判断基準

シャンク鳴りが疑われるとき、「これは自分で触っていいのか、それともすぐに専門店行きか」を判断するのは難しいですよね。僕なりの目安をまとめると、

  • 新品〜数回の着用で、片足だけいつも同じ位置から硬い音がする
  • ソールを手でひねると、土踏まずあたりからギシギシとした音がする
  • 音と同時に、踏み込んだときの安定感に違和感がある
  • 時間が経っても音の傾向がほとんど変わらない

このあたりが揃っている場合は、内部構造の問題の可能性が高いと考えています。シャンクは見えない部分なので、市販の接着剤や工具でどうこうできるパーツではありません。無理にソールを剥がそうとすると、アッパーまで巻き込んでしまって修理費が余計にかかることもあります。

専門店に相談するときのポイント

相談に行くときは、

  • 音が鳴るタイミング(歩き始め・蹴り出し・かかと着地など)
  • 使用期間と使用頻度
  • どんな床で音が目立つか
  • 購入時期と購入店舗

あたりをメモして持っていくと、プロ側も原因を特定しやすくなります。修理できるかどうか、保証で対応してもらえるかどうかの判断もスムーズになりますよ。

無理にソールを曲げたり、ドライヤーで熱を加えたりすると、かえって接着が弱くなったり変形を招くリスクがあります。この記事で紹介している内容は一般的な目安であり、すべてのスニーカーに当てはまるわけではありません。不安が強い場合や足に痛みが出る場合は、正確な情報は公式サイトや専門店で確認し、最終的な判断は専門家にご相談ください。

スニーカーギュッギュッまとめと改善指針

ここまで、スニーカーギュッギュッ音の代表的な原因と対策を一気に見てきました。ざっくり振り返ると、

  • 新品のギュッギュッ音は、素材が馴染んでいないだけのケースが多い
  • インソールや靴底の摩擦、空気の出入り、ゴム底と床の相性など、音源は複数ある
  • ベビーパウダーや乾燥、歩き方の微調整など、今日からできる対策も多い
  • シャンク鳴りや明らかな違和感がある場合は、早めに専門家へ相談した方が安全

大事なのは、「どこから・どんなタイミングで鳴っているか」を一度冷静に観察してみることです。原因が分かれば、むやみにソールを削ったりせず、最小限のケアで音を抑えられる可能性がぐっと上がります。逆に、原因が分からないまま闇雲にいじってしまうと、かえって状態を悪化させてしまうこともあります。

スニーカー・ジャングルでは、今回のような音の悩みだけでなく、サイズ感や靴擦れ、小指の痛みなど、足元のトラブル全般も扱っています。例えば、フィット感に悩んでいるならスニーカーで小指が痛い時の対策も参考になるはずです。音だけでなく、履き心地全体を整えてあげることで、スニーカーライフは一気に快適になりますよ。

この記事で紹介した方法は、あくまで一般的な目安としての対策です。モデルや素材によって最適なケアは変わるので、正確な情報は公式サイトをご確認ください。また、履いていて不安を感じるレベルの異音や違和感がある場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。

あなたのスニーカーライフが、ギュッギュッ音に邪魔されず、もっと快適で楽しいものになればうれしいです。この記事の内容を一つずつ試しながら、自分の足とスニーカーにいちばん合う解決策を見つけていきましょう。

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