スニーカーを新調したときや紐を新しく通し直しているとき、ベロの真ん中にあるあの小さなループ、気になりますよね。スニーカーのベロにある紐通しは、何のためにあるのか、どうやって紐を通すのが正解なのか迷ってしまうこともあるかもしれません。ベロが歩行中に左右にズレてしまうのは地味にストレスですし、正しい使い道を知っておきたいところ。この記事では、スニーカーのベロへの紐通し方の基本から、穴がない場合の裏技まで、役立つ知識をたっぷりとお届けします。ここ、意外と奥が深いポイントなんですよね。正しい知識を身につけて、もっと快適にスニーカーを楽しめるようになりましょう。
この記事のポイント
- ベロにある紐通しの正式名称と隠された役割
- 歩行中の横ズレを防ぐ正しい紐の通し方手順
- あえて紐を通さないスタイルのメリットと注意点
- 紐通しがない靴でもベロを固定できる代わりの対策
スニーカーのベロの紐通しの役割と方法

スニーカーのベロにあるあのパーツ、実は快適に歩くための重要な役割を担っているんです。まずは基本の名称と、なぜ紐を通す必要があるのか、そのメリットを詳しく確認していきましょう。
正式な名前はシュータンループ
スニーカーのベロ(シュータン)の中央付近についている、紐を通すための小さな穴やループ。一般的には「ベロの紐通し」で十分通じますが、専門用語ではシュータンループ、またはレースループやタンホルダーと呼びます。私たちが普段「ベロ」と呼んでいる部分は正式にはシュータンと言い、その動きをコントロールするためのパーツなので、このような名前がついているんですね。ブランドやモデルによって、布製のループ状のものもあれば、ベロに直接切り込みを入れた穴タイプのものもありますが、役割はどれも同じですよ。
このシュータンループですが、実はメーカーにとってもデザインの一部としてのこだわりが詰まっている部分なんです。例えば、スポーツブランドでは軽量化のために薄いナイロンテープが使われていたり、高級感のあるレザースニーカーではベロと同じ素材で丁寧に縫い付けられていたりします。私自身、昔は「これってただの飾りかな?」なんて思っていた時期もありましたが、実はこれが無いと靴の安定感が全然違うことに気づいてからは、メンテナンスの際にもしっかりチェックするようになりました。もしループが千切れてしまったり、通し忘れたりすると、どんなに高級なスニーカーでも途端に履き心地が悪くなってしまうんです。だからこそ、名前を覚えるのと同時に、このパーツが持つ「靴の屋台骨」としての重要性を知っておいてほしいなと思います。
なぜ必要?横ズレ防止などの役割
シュータンループの最大の役割は、何といってもベロの横ズレ(左右への偏り)を防止することです。歩いているうちにベロが外側にグニャッと曲がってしまうこと、ありませんか?あれを防いでくれるのがこのパーツなんです。さらに、ベロを紐で固定することで足の甲へのフィット感が高まり、靴の中に砂や小石が入るのを防ぐ役割も果たしています。もし、しっかりと紐を通しているのに痛みを感じる場合は、ナイキのスニーカーで足の甲が痛い時の対策を参考に、紐の締め具合を調整してみるのも一つの手ですね。
なぜベロがズレるのかというと、人間の足の形や歩き方の癖が大きく関係しています。多くの人は歩く際に足がわずかに内側や外側に傾くため、その振動と圧力でフリーな状態のベロはどんどん外側へと逃げてしまうんです。ベロがズレたまま歩き続けると、紐が直接足の甲に当たって痛みの原因になったり、靴のシルエットが崩れてだらしなく見えたりすることも。特によくある失敗例が、ループを通さずに紐を強く締めすぎてしまうことです。これだとベロが逃げ場を失って、中で折れ曲がってしまい、最悪の場合は靴擦れを引き起こしてしまいます。私の場合も、長距離を歩く日は必ずこのループを二重にチェックするようにしています。ここをしっかり通すだけで、足元がピタッと安定する感覚が得られるので、歩行の快適さが格段にアップしますよ。
- 歩行中のベロの横ズレを強力に防止する
- 足の甲と靴のフィット感を高め、安定させる
- 靴の内部への異物混入を最小限に抑える
紐を通すか通さないかの違いとは

紐を通すと、靴と足の一体感が増して歩行がスムーズになります。ベロが正しい位置に固定されるので、見た目もピシッと整って清潔感が出ますね。一方で、紐を通さないとベロが自由に動くため、全体的にルーズでリラックスした雰囲気になります。ただし、機能性を重視するなら「基本的には通すべき」というのが私の考えです。通さないとベロが靴の中に沈み込んでしまったり、足首に当たって擦れてしまったりと、履き心地が悪くなる原因にもなりかねません。機能とスタイルのバランスを考えて選ぶのがコツですよ。
ここ、意外と悩むポイントですよね。例えば、ランニングやスポーツをする際には100%通すのが正解です。足との一体感がパフォーマンスを左右しますからね。一方で、街歩きやファッション重視の場面では、あえて通さずに「遊び」を作る人もいます。しかし、通さないことで起きる最大のデメリットは、歩くたびにベロを直さなければならない煩わしさです。せっかくお洒落をしていても、屈んで靴を直してばかりいてはスマートじゃありません。もし「ベロが厚すぎて通すとキツい」と感じる場合は、紐の通し方そのものを見直してみるのがおすすめです。アディダススニーカーでの靴紐の通し方などの記事で解説しているような、少し余裕を持たせた結び方を試すと、ループを使いつつも窮屈さを解消できるかもしれません。私の視点では、まずは通してみて、どうしても違和感がある時だけ外す、というステップが失敗しにくいかなと思います。
あえて紐を通さないメリットと注意点
あえて通さないという選択をするのは、主にストリートファッションを楽しみたいときですね。ベロを少しルーズに見せたり、ブランドロゴを強調したりしたい場合には、通さないスタイルもアリです。また、紐を通す手間が省けるという小さなメリットもあります。しかし、デメリットとして安定感が損なわれることは覚えておいてください。ベロが左右に大きくズレると、足の当たり方が不均一になり、長時間の歩行では疲れやすくなる可能性があります。自分の足の状態や、その日の歩く距離に合わせて判断するのがおすすめかなと思います。
また、注意したいのは「靴の寿命」への影響です。ベロを固定せずに履き続けると、ベロの付け根部分に不自然な力がかかり続け、生地が伸びたり破れたりする原因になることがあります。特にキャンバス生地のスニーカーだと、ズレた状態で定着してしまい、変なシワが取れなくなることも多いんです。「ファッションだから多少の不便は我慢」という考えも分かりますが、お気に入りの一足を長く綺麗に履きたいのであれば、機能に従って紐を通すのが無難ですよ。私も若い頃はロゴを見せるためにわざと外していましたが、結果としてベロがヨレヨレになってしまい、後悔した経験があります。最近では、ロゴを見せつつもループの端っこだけ紐を引っ掛けるような工夫をしたりして、見た目と機能を両立させるようにしています。皆さんも、自分のスタイルに合った「落とし所」を探してみてくださいね。
- ベロが靴の中に沈み込みやすくなる
- 歩行中にベロがズレて足首が痛む原因になる
- ホールド力が落ち、靴本来の性能が発揮しにくい
つま先から順に紐を通す正しい手順
正しい通し方はとってもシンプル。まず、つま先側から順に紐を通していき、シュータンループの位置まで来たら準備完了です。ここで、左右どちらかの紐(または両方)をループの中にくぐらせます。ループを通した後は、通常通り次のアイレット(紐穴)へ紐を通していくだけ。このとき、ループの中で紐がねじれないように気をつけると、仕上がりがとても美しくなりますよ。ちょっとしたひと手間ですが、これだけでベロが驚くほど動かなくなります。
具体的なステップをもう少し深掘りしてみましょう。
シュータンループを通す手順のポイント
- つま先から3〜4つ目くらいのアイレット(通常ループがある高さ)まで紐を通す。
- 紐をループの中に通す際は、上から下に通すのか、下から上に通すのかを統一する。
- 左右の紐を交差させるタイミングでループを挟み込むようにすると、より強固に固定される。
- 最後に全体を軽く引っ張り、ベロが中央に来ているか確認する。
ここでの失敗例として多いのが、ループを通す時に紐をきつく締めすぎて、ベロにシワを寄せてしまうことです。これだと逆に足の甲を圧迫してしまいます。私のおすすめは、ループを通す段だけは少し指一本分くらいの余裕を持って紐を回すこと。これでベロの柔軟性を保ちつつ、ズレだけをピンポイントで防ぐことができますよ。些細なことですが、この微調整が「プロのライター」ならぬ「プロの履きこなし」のコツかなと思います。
クロスや平行での紐の通し方のコツ
紐の通し方には、紐が×の形になる「オーバーラップ」や「アンダーラップ」と、紐が平行に見える「パラレル」があります。どちらの場合も、ループを経由することで固定力が増します。クロスさせて通すのが一般的ですが、パラレルの場合でもループを通すことでベロが浮かなくなり、より洗練された印象になります。デザイン性を重視してパラレルにするときこそ、この紐通しを活用して、フィット感を補うのが賢い履き方と言えるかもしれませんね。
クロスして通す「オーバーラップ(上から穴に通す)」は、緩みにくくスポーツに最適です。逆に「アンダーラップ(下から穴に通す)」は圧迫感が少なく、履いているうちに足に馴染みやすいのが特徴。どちらの場合も、シュータンループの中央で紐がクロスするように通すのが王道です。一方で、ビジネスライクなレザースニーカーなどで人気のパラレル(シングル)通しの場合、ループが見え隠れして通しにくいことがありますが、無理に通そうとせず、紐の裏側を通すように工夫すると見た目を損なわずに固定できます。
(参照元:スポーツシューズのシューレース(靴ヒモ)の通し方 | アシックス - ASICS)
このように、通し方の種類によってループの使い方も少しずつ変わってきます。私自身の好みは、街履きならアンダーラップでループをしっかり通すスタイル。これが一番、リラックス感とホールド感のバランスが良いんですよね。通し方ひとつでスニーカーの表情はガラリと変わるので、ぜひ色々試してあなただけの正解を見つけてください。
スニーカーのベロに紐通しがない時の対策

お気に入りのスニーカーに紐通しが付いていなくて、ベロが動いてしまうとお悩みの方も多いはず。ここでは付いていない理由と、自力でできるズレ防止の対策を教えます。
なぜ付いていないモデルがあるの?
コンバースのオールスターなど、伝統的なモデルやデザイン性を最優先した靴には付いていないことが多いです。また、ベロが厚手で自立しやすく、ズレにくい設計になっているモデルや、ベロの両端が靴本体(アッパー)と繋がっているガセットタン仕様の靴も、紐通しを必要としないため付いていません。もし、お持ちの靴にループがない場合は、メーカー側が「なくても大丈夫」と考えて設計しているか、あえてクラシックな見た目を守っているかのどちらかであることがほとんどですよ。
また、最近流行りのミニマルなデザインのスニーカーや、スリッポンに近い形状のハイテクスニーカーなどもループがない傾向にあります。これらは「靴そのもののホールド力」が高いので、あえてパーツを増やして見た目を複雑にしないようにしているんです。例えば、一体成型のニット素材を使っているモデルなどはベロという概念自体がアッパーと繋がっているので、ズレる心配がそもそもありません。でも、キャンバス地のローテクスニーカーなどは、ループがないと本当にベロが暴れますよね。私もコンバースを履くときは「あー、やっぱりズレるな」と苦笑いしながら履くのが日常茶飯事です。でも、それもまた「味」として楽しむのがスニーカー愛好家……かもしれませんが、やっぱり気になる方のために、次のセクションで対策をしっかり解説しますね。
ない場合のズレ防止の裏技
「ループがないけれど、どうしてもベロがズレて気になる!」というときには、いくつか裏技があります。一つは、ベロの裏側と靴の内部をマジックテープで固定する方法。小さなマジックテープを貼るだけで、外からは見えずにしっかり固定できます。また、手芸が得意な方なら、自分で小さな布のループを縫い付けてしまうというのも一つの手段ですね。市販のズレ防止グッズも活用しながら、自分なりにカスタマイズしてみると、グッと履き心地が良くなります。
私がよく実践しているのは、「ベロの裏に滑り止めを貼る」という方法です。100円ショップなどで売っている靴擦れ防止用のジェルパッドやシリコンテープをベロの裏側に貼るだけで、摩擦が増えてズレが劇的に軽減されますよ。また、糸で軽く「閂(かんぬき)止め」をするのも効果的。ベロの端の一箇所だけをアイレットの近くに数針縫い止めるだけで、外見は変わらずにズレを物理的に阻止できます。
| 対策方法 | メリット | 難易度 |
|---|---|---|
| マジックテープ | 着脱が可能で調整しやすい | 低 |
| 滑り止めテープ | 安価で今すぐ試せる | 低 |
| 糸で縫い止める | 見た目に全く影響しない | 中 |
| ループ自作 | 純正品のような安心感 | 高 |
「そこまでするの?」と思うかもしれませんが、たった数ミリのズレがなくなるだけで、歩く時の集中力が全然変わってきます。特にお気に入りの一足なら、こうした手間をかける価値は十分にあるかなと思いますよ。
一番上の穴を使ったロックダウン結び

紐通しがない靴でもフィット感を高めるテクニックとして有名なのが「ロックダウン」です。これは一番上の紐穴(アイレット)を二重に使う方法で、足首をしっかりホールドすることでベロの遊びを少なくできます。詳しい結び方については、スニーカーの靴紐を一番上に通さないコツを紹介している記事でも触れていますが、あえて一番上まで通してしっかり締めることで、ベロの動きを最小限に抑えることが可能ですよ。ぜひ試してみてくださいね。
この「ロックダウン(ヒールロック)」という手法は、もともとランナーたちがカカトの浮きを防ぐために考案したものです。具体的には、一番上の穴に紐を通した後に小さな輪っかを作り、そこに反対側の紐を通してから結ぶというやり方です。これがなぜベロに効くかというと、足首周りの紐がベロを上からグッと抑え込むような構造になるからなんです。ベロが物理的に「上に逃げる」のを防いでくれるわけですね。私自身、ハイカットのコンバースなどでベロが左右に流れてしまうときは、この結び方で対応しています。見た目は少しスポーティーになりますが、安定感はピカイチ。紐通しがないスニーカーにとっての「救世主」とも言える結び方なので、ぜひマスターしておいてほしいなと思います。ちょっとしたテクニックで、履き慣れた靴が別物のように快適になりますよ。
マジックテープや紐を交差させる方法
マジックテープ以外の方法として、紐の通し方を工夫して「摩擦」を増やすやり方もあります。ベロの裏側で紐を一度交差させてから表に出すように通すと、紐がベロを抑え込む力が強まり、ズレにくくなるんです。また、紐の種類をコットン素材などの滑りにくいものに変えるだけでも、ベロとの摩擦が増えて安定感が増します。特別な道具がなくても今すぐできる対策なので、まずは紐の通し方や素材を見直してみるのがいいかもしれません。
例えば、丸紐を使っている場合は平紐に変えてみるのが効果的です。丸紐は接地面が少ないため滑りやすいですが、平紐はベロを面で抑えるため、摩擦力が格段に上がります。さらに、アディダスなどのスニーカーでよく見る「紐をどこまで通すべきか」という問題とも関連しますが、アイレットを一つ飛ばさずにしっかりと密に通すことで、ベロにかかる圧力を均等に分散させることができます。失敗例として多いのが、紐を緩めにして脱ぎ履きしやすくしすぎること。これだとベロが自由に動ける隙間を自ら作ってしまっているようなものです。私は、少し面倒でも「履くたびに結び直す」ことを推奨しています。これが、ベロを正しい位置に保つための一番シンプルで強力な方法だったりします。あなたの大切な一足、ちょっとした工夫で劇的に履きやすくしてみてはどうでしょうか。
スニーカーのベロの紐通しを活用しよう
スニーカーのベロにある小さな紐通し。その正体は、私たちの歩行を支える「シュータンループ」でした。普段何気なく見逃しがちなパーツですが、正しく使うことで、ベロがズレる不快感から解放され、スニーカー本来の美しいシルエットを保つことができます。もし紐通しがない靴でも、結び方の工夫やちょっとした小技で対策は可能です。あなたの足元がもっとストレスフリーで、お洒落に決まるよう、ぜひ今回のポイントを取り入れてみてくださいね。正確な情報は各シューズブランドの公式サイトも併せて確認して、自分にぴったりのセッティングを見つけてください!
